鞆の浦でタイムスリップ。

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潮待ち風待ちの港として栄えた鞆の浦。

ここ鞆の浦は、古い街並みが多く残っています。
初めてこの地を訪れる方の中には、街全体が『映画のセット?』と思われる方もおられるかもしれませんね。
それくらい、時代を飛び越えることが出来る街並みなのです。
ちなみに、『崖の上のポニョ』の舞台になったとも言われている場所なのですよ。


7月2日の日曜日のこと。
今回は素晴らしい景観と歴史を楽しませてくれる鞆の浦をツーリングしてみようと思います。

鞆の浦の景色に溶け込みそうなリトルカブが今回のツーリングのお相手。
観光客の方々でごった返す前に、リトルと街並みを是非撮影しておきたい!。
そんな気持ちから、日の出前の薄明りの下、リトルカブのエンジンに火を入れます。

国道二号線では、バックミラーがお友達(笑)。
猛烈なプッシュに耐えた甲斐あって、午前8時半過ぎ、無事に鞆の浦に到着しました。
ここ鞆の浦は、尾道のすぐ東隣に位置しているのですが、お相手がリトルさんと言うこともありこの時点で既にロングツーリングを熟してきた感じの疲労感です(汗)。


まずは路地をカブでトコトコと流してみます。
最初に向かった先は、鞆の浦のシンボルと言ってもよい『常夜灯』だ。一枚目の写真がその場所。

若い四人家族の方が、楽しそうに常夜灯をバックに撮影されていました♪。
暑さを避け、お店や施設がオープンする前のこの時間帯で、散策を楽しまれている方たちもいるようです。
ひとりずつ入れ替わりながら撮影されていたので、おせっかいなおっさんの私がお声を掛けさせて頂きました。
ファインダー越しに映る皆さんの笑顔がたまらなく素敵でした。鞆の浦で素敵な想い出をたくさん残してくださいね。

地元の青年団の方たちでしょうか?。
各家の軒先に、わら縄を括り付けていました。
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ググってみると、毎年7月の第二日曜日前夜に『お手火神事』というお祭りが開催されているようです。
鞆の浦の『お手火祭り』は鞍馬の火祭り(京都)、那智の火祭り(和歌山)と並ぶ日本三大火祭りのひとつだそうです。
迫力ある火祭りを現地で体感してみるのも良いかもしれませんね。

カブ目線で、ぐるりと街並みを散策した後は、少しばかり登山を楽しんでみます。
気温の上がらない時間帯に登る予定としていたのですが、午前9時というのに気温と湿度が急激に高くなっています。
帽子、タオル、スポーツドリンクの準備はOKっ!。
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向かった先は、医王寺というお寺。
医王寺までは、軽自動車がギリギリ通れるくらいの道幅の上り坂を歩いて登らなければなりません。
私のように運動不足の方は、この時点でかなり体力を奪われてしまいます。

ゴールはここではありません。まだ先にありますよ。
医王寺の裏山にある『太子殿』に通じる登山道を登らなければなりません。
この登山道は、階段状になっています。
最上部の段鼻には『583』という文字が刻まれていましたので、583段の階段を上ったのかな。

バテバテになりながら、太子殿に到着。太子殿は朱色に塗られている小さな建物だ。
その太子殿の目の前には、この様な景色が広がっています。
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潮待ち風待ち港の鞆の浦♪。
この美しい景観は、広島県の観光スポットの中でも上位に入ってくるのではないでしょうか。

30年以上も続いた埋立て架橋計画問題。
昨年(2016年)に未着手のまま終止符が打たれたので、この景観は今後も維持されていくことになるのでしょうね。


鞆の浦の街並みを散策するのならば、徒歩が一番。
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道幅は狭く、しかも離合箇所が限られています。
この道を通り慣れてない方は、渋滞を引き起こす原因になってしまうかもしれません。

一方通行区間も多いのですが、二輪車は除かれています。
カブの様な二輪車ならば、観光客の少ない早朝であれば走りやすいかもしれません。
徒歩とは違った感覚を味わえますよ♪。


ここからは、徒歩にて散策。
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まずは『福禅寺対潮楼』。
本堂に隣接する対潮楼。江戸時代に創建された客殿で、座敷からの海の眺めがすばらしいのです。
窓枠を額縁に見立て、風景を切り取って観るようにデザインされているのが当時としては斬新だったのではないでしょうか。

中央にある島は、無人島の弁天島(別名 百貫島)。
朱色に塗られている弁天堂が目印だ。この弁天堂には、漁師たちの守り神(弁財天)が祭られているそうです。

向かって右側の島は、無人島の皇后島。
神功皇后が仙酔島に渡る前、この島に船を漕ぎ小舟に乗り換えて移動したことから皇后島と名付けられたといわれているそうです。

弁天島の奥にある島は、仙酔島です。こちらの島には渡船で渡ることが出来ますよ。
国民宿舎やキャンプ場、海水浴場などもある島です。


さて、散策していると、頻繁に目に映ってくる看板があります。
『保命酒(ほうめいしゅ)』。
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鞆の浦のお酒で、養命酒の原型とも言われているとかいないとか・・・。
保命酒自体は350年の歴史があり、以前は十数軒の酒造元があったそうです。←現在では酒造元が四軒まで減ったとのこと。

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ツーリングなので保命酒(薬味酒)の試飲は出来ませんが、お土産に丁度良さそうなセット品を購入。
夏バテ解消には良いかもね。

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観光案内書付近では、鯛ちくわを焼いています。税込350円なり。
筒から外したばかりのちくわを頂いてみました。
手に持つと指先が火傷しそうな熱さ!。そのちくわをホフホフと頬張ると鯛の甘さが口の中いっぱいに広がります。

その奥ではお魚屋さんが握りずしなどを販売しています。
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私は鯛めしを購入。税込450円なり。
スグに食べるということを伝えると、鯛めしを温めてくれます。
注文後しばらくすると奥から『チィーン』と言う音が聞こえてきますけどね(笑)。

鯛ちくわも鯛めしも、どちらもおいしかったですよ。
飲食店で食事をするのも良いのですが、このような食事も悪くないものです。


空腹も満たされましたので、再び散策開始だ。
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魚屋萬蔵宅(うおやまんぞうたく)。
坂本龍馬率いる海援隊の『いろは丸』と、紀州藩船『明光丸』が瀬戸内海の六島沖で衝突し、鞆の浦へえい航される途中にいろは丸が沈没。
この『いろは丸事件』の談判の地となったのが、魚屋萬蔵宅です。現在は御舟宿いろはという旅館となっています。

そういえば、路地を竜馬に扮していた方が歩いていたのですが、エキストラの方でしょうかね(笑)。


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橋の長さが1メートルもない『ささやき橋』。
恋話に全く縁のない私に、悲恋云々と言われてもねぇ・・・。どんまい、俺(泣)。

鞆の浦の街並みには他にも見所がたくさんあるのですが、今回はこの辺で撤収いたします。
街並み散策の続きは、またの機会に。


鞆の浦の街から少し西へ進んだ場所に、広島県民にとっては珍味・乾物でおなじみの『阿藻珍味』があります。
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あ~もちぃ~んみ♪。

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こちらでは珍味の販売はもちろん、ちくわや煎餅の体験教室、ギャラリーなどもあり、休憩がてらに立ち寄る方も多いようです。

店内ではお食事も出来るとのこと。
先程食べたばかりなのに、気が付いたらテーブル席に着席していました(汗)。
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鯛藻塩ラーメン(しらすとごぼうのかき揚げのせ)。税込790円なり。
8月31日までの限定メニューで、一日10食限定だそうです。限定と聞くと、ついつい注文してしまいます。

あっさりとした塩辛さで美味しいのですが、唯一残念だったのがサクサク感の無いかき揚げ。
作り置きで時間が経過していたのが原因かもしれませんが、テンションが下がってしまうくらいのかき揚げでした。
逆にいうと、サクサクしたかき揚げならば、かなりおいしいラーメンに仕上がったに違いないっ!。


海沿いを走って国道二号線に合流しようとしているのですが、『内海大橋』の案内看板を目にする。
少し寄り道だ。
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田島に架かる橋『内海大橋』。
岩礁を利用し橋脚を設置し、航行水域を確保した結果から『く』の字型の橋となったそうです。

そして、もう一つ印象的なのが、芝桜かと思わせるくらいのカラフルな網が干してあること。
しかも至る所に干してあるのです。
どうやらこの網は、海苔の養殖に使用しているようです。

田島の隣の島の横島にも渡ってみたかったのですが、エンプティーランプが点灯していたので、田島を半周で諦め国道二号線を目指して走ります。

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田島を流している途中、対岸に朱色の建物を見付ける。
磐台寺(ばんだいじ)。瀬戸内海に面する阿伏兎(あぶと)岬にあるので阿伏兎観音とも呼ばれているそうです。
こちらも、またの機会だ。

真昼間の気温と湿度でバテバテとなっている私。
復路は少しでも涼しいツーリングとしたかったので、尾道から山の中へ進攻だ。
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車も少なく、快適に走ることが出来ました。

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気温と湿度で少々バテ気味となった鞆の浦ツーリング。
そんななか、3.4馬力で頑張って走ってくれたリトルさんには感謝です。今回の走行距離は約270kmでした。



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良い所です。

鞆の浦、良いところですね~。
また行ってみたいと思っていますが
私は堤防からカブを落としそうになりましたので
ちょっと危険な思い出が・・・

天気も良くて画像も素晴らしいですね~。

No title

瀬戸内でこの時期だとタイが旬なんでしょうか。
タイの身をほぐして食べる鯛めしうまいですよね~

戦国時代はその海を村上水軍がブイブイ言わせていたんだろうな。

タイムスリップ?スリップ?シミーズ?今はキャミソールか。

No title

鞆の浦

TVドラマの舞台にもなってましたね


この町を散策するならば、、、、、恒例の



「チャンネーと手をつないでランランラン♪」


熱いのに離れろよ! ってくらいベタベタしてやる (笑)


瀬戸内観光案内ブログ(^^)

行き当たりばったりに走って写真撮りまくるのではなく、ちゃんと各ポイントの下調べをしてコースを決めて走られてるのですね。
ブラッと走って気が向いたら写真撮って…みたいにも読める記事ですが、ポイント毎の歴史や由縁がさりげなく入り、さながらテレビの観光案内番組のようです。
人様に読んでいただく事をちゃんと考慮した記事作りはキチンとしたきゅーさんの人柄が偲ばれますね。
何事も無計画思い付きの私とは対照的です(^_^;)

鯛ちくわ食いた〜い♪

鞆の浦

こんばんは (^ ^)

鯛ちくわ美味しいですよねぇ ((*´∀`*))

鞆の浦行かれたのですね♫
こっちからは 近いので 知ってるとこですが
ゆっくりと散策したことは まだないですね
(´Д`ι)アセアセ
近くて 逆に行ってない
って感じですね (^_^;)
今度 行ってみようかなぁ〜♫

阿伏兎観音 、
次は ぜひ行ってみてくださいね♫
オススメです ( *^皿^)

雨ガエル1号さんへ♪

国道二号線を走っていると、ついつい通過してしまう鞆の浦。
ただ、立ち寄ってみると時間を忘れさせるくらいの良い場所なのですよね♪。

そうそう(笑)。
あの堤防を眺めながら私も走りましたよ(笑)。
この狭い堤防で、必死にUターンしたんだよねって(笑)。

梅雨のど真ん中で晴天に恵まれました。ただ、蒸し暑かったのは写真では表現できていないなぁ(汗)。

goodpowerさんへ♪

そうそう、春から真鯛のシーズン到来ですよ。
鞆の浦では、5月に観光鯛網が実施されています♪。
鯛めしって、鯛のコクが出ていておいしいのですよね。
今からのシーズンは、鯛そうめんもおいしいですよ。
噛めば噛むほど味が出てくる鯛シリーズ。goodpowerさんも是非っ!。

goodpowerさんも戦国時代に生きていたら、たぶん、びんびん・・・、ブイブイ言わせていたのでしょうね(笑)。

むらさんさんへ♪

昨年か一昨年くらいに放送されていましたよね。
流星ワゴンでしたっけ?。

ハハハ・・・(汗)。
むらさんさんは若いなぁ~。違う場所でベタベタ、モミモミして下さい(笑)。

八馬力さんへ♪

計画的な行動してるでしょ。
って、そう思われたいのですが、半分は行き当たりばったりなのですよ。

鞆の浦は何度か来ているので様子が分かっているのと、観光案内書で鞆の浦マップをもらって散策しているのが良かったのかもしれませんね。
ただ、この日、同じ場所を二周くらい歩いているのでヘロヘロだったのは秘密だ(汗)。

行き当たりばったりツーリングのほうが、数倍楽しいと思いますよ♪。
いろいろなトラブルが舞い降りたりしますし(笑)。

鯛ちくわね。
鯛独特の濃厚な味わいなのだっ!。これでまた、瀬戸内で行く場所が増えましたな♪。

カフェオレ号さんへ♪

おはようございます。

カフェオレ号さんにとっては、ご近所の鞆の浦。
鯛ちくわは地味な存在になっていますが、あの素朴な味わいはおいしいですよね。

そうそう。
どうしても近くにあるとなかなか行かないものですよね。
私も宮島にはあまり行きませんもの(笑)。

阿伏兎観音っ!。
やはりおすすめスポットでしたか。
田島をゆっくり走っていないので、リベンジするときに阿伏兎観音も観に行ってきますね♪。
プロフィール

きゅー

Author:きゅー
珈琲とカブが好きなおっさんです。

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